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残り1ヶ月でゼロから宅建士試験に合格する方法を真剣に考える

こんにちは。

私は不動産屋勤務で、宅建士の資格を持っています。
来月は宅建試験の実施日ですね。
今回は残り約1ヶ月にも関わらず、勉強が全く進んでいない人が
ほぼセロから合格の可能性を少しでも高めるにはどうすべきか考えてみたいと思います。

 

ADHDに人は先延ばしにする

 

私はADHDの診断を受けていますが、
ADHDの人の特徴としてすべきことを先延ばしにする傾向があります。

すぐにやればいいのに、期限が迫るギリギリまでできないんです。
まず、準備期間が半年あったとすれば
よーしやるぞーー
と思っている間に3ヶ月は経過しています。
そして試験の申し込み期限が近づいていることを知って焦ります。

何とか試験の申し込みを済ませると埃をかぶっている参考書に手を出して
3ヶ月前に自分に恨みを抱きつつ勉強を始めます。

 

基本的には1ヶ月の勉強では合格できないけど諦めない

私はあまり頭がいいほうではないので、
ゼロから宅建試験の勉強をして合格レベルに達するには半年必要だと思っています。
ネット上では3ヶ月で合格したという話が多数ありますが、
そういう天才の話は参考だけにとどめておくべきだと思います。
(それが十分に可能だと考えている頭のいい人はここで読むのをやめてください。)

 

ただし、残り1ヶ月になってしまったら諦めるかというと、それは違います。
明らかに時間が足りない中でも、どうすれば合格することができるかを考えて最後まであがき続けましょう。

 

幸い宅建試験はマークシート方式ですので、全くわからない問題でも4問に1問は確率的に正解します。
宅建業者に勤めている人であれば5問免除があります。
残り45問中4分の1で11問は確率的に正解できます。
これで16問です。
例年の合格ラインを34問前後くらいなので、残り18問を正解できれば合格ラインにたどり着けます。

 

この計算は明らかに楽観的過ぎる部分があります。
しかし、人間は完全に不可能だと思うとモチベーションは格段に下がります。
残り期間が足りない状況の中では希望の持てる考え方をしてモチベーションをあげていくのがよいと思います。

 

試験勉強の基本は過去問(過去問以外捨てる)

ほとんどの資格試験において共通のことですが、勉強の基本は過去問です。
宅建試験においてもそれは例外ではありません。
過去7年分の過去問を完璧にマスターしていれば合格できます。

 

過去問の重要性について、疑う人はいないと思いますが、
念のため過去問がなぜ重要かについて記載しておきます。

 

主な理由は次の2つです。

1、試験の性質上、問題の傾向は簡単に変えられない。

宅建士の資格は基本的には不動産取引の際の重要事項を説明する資格です。
過去に何も知らずに不動産を購入して損してしまった人がたくさんいたために
消費者にもわかりやすく不動産の状況について説明するのが宅建士です。
そして、その宅建士の資格は国がその能力を宅建試験によって認定しているのです。

その宅建士の問題の傾向を大きく変えるということは
過去の宅建士試験の合格者を否定することになります。
過去の合格者の能力では現在の不動産取引の重要事項説明はできないと国が認めることになってしまいます。
その結果、ドラスティックに試験傾向を変えるのであれば、
過去の合格者に対する研修やそのほかの認定制度等が必要になるでしょう。
(司法試験のように試験制度が抜本的に変更になった場合は除きます。)

合格年度のよって、
この年の合格者は優秀だけど、その前の年の合格者はダメダメ
ってなると国が宅建試験によって重要事項説明者の質を担保することができてい無いということなのです。

結果として重要なことは変わりません。

2、本試験の問題と予想問題は問題のクセが異なる。

 

宅建の本試験の問題は専門の試験委員を選任して国の事業として実施されています。
民間の予備校もそれなりの予算をかけて予想問題を作成していると思いますが、
利益を上げることができる範囲内ですし、民間のイチ予備校の能力では残念ながら国の事業にはかないません。
かけることが出来る予算が違うのです。

その結果、予備校の予想問題はどうしても過去問よりも質の低い問題になりがちです。
(一概には言えないのですが、全体的にはそうなります。)
そのため、問題の質が違うと過去問特有のクセのようなものも異なってきます。

過去問と予想問題集を両方何度も解いているとわかると思いますが、
予想問題集には一部違和感を感じる瞬間があります。

合格を目標としているのであれば、過去問のクセに慣れるべきで、
予想問題集のクセに慣れて予想問題集が得意になっても本試験はまた別物なのです。

 

焦って違うテキストに手を出さない

試験期間が短くなれば人間は焦ります。
「短期合格」「これだけ!」などの言葉に惑わされそうになりますが、
最終的には過去問!
と心にとどめておきましょう。

 

 

時間が無いので範囲をとことん絞り込む

100の曖昧な知識より50の完璧な知識

1ヶ月で勉強できる内容はたかが知れています。
半年間で合格を目指す場合でもそうですが、
試験範囲のすべてを勉強しようと思うと完全に時間が足りません。

さらに、曖昧な知識は試験本番において全く意味を成しません。
手付金の額が10%以上なのか10%を超える、なのかが曖昧だと
選択肢を絞り込むことが出来ません。

4つの肢から4つとも「だったような気がする」
となるよりも、
2つは全くわからないけど2つは絶対に違う
となるほうが2分の1の確立で正解できるので有意義なのです。

体系的理解を諦める

本来の勉強としては全体像を理解してから細部を学習するほうが明らかに効率よく勉強できます。

ただし、現在は宅建試験まで1ヶ月しか期間がありません。
この場合は力技でしか未来が見えません。

体系的に本格的な理解を必要とする部分は諦めて、
覚えていれば点が取れる知識の習得に絞りましょう。

 

過去問の一部を完璧にする

勉強の基本が過去問ということだけは時間が無くても変わりません。
テキスト中心の勉強では実際に試験に出たときの応用が出来なくなります。

時間があれば過去7年分程度の過去問を繰り返したいところですが、
1ヶ月で7年分は多すぎます。

問題数を極端に減らしてしまいましょう。

権利関係(民法)は諦める

宅建試験の主な内容は権利関係(民法)、法令上の制限(建築基準法等)、宅建業法の3分野が主なところですね。

平成21年度以降の例年の科目別出題数は以下の通りです。
宅建業法 20問
権利関係(民法) 14問
法令上の制限 8問
その他 8問(5問免除はここから)
※合計50問

宅建業者に従事する人は5点免除制度があります。
5問免除の科目等については下記のリンクがわかりやすいと思います。
https://study-athome.jp/touroku/qa#a1-3

勉強が一番難しいのは民法です。
これは体系的に理解していないと点数は伸びません。
民法の習得を1ヶ月で行うのはよっぽどの天才で無い限り不可能です。

そのため民法の学習は諦めます。
完全に切り捨てましょう。

例年14問程度の出題がありますが、確率論で4分の1正解すればいいと割り切っていきます。

宅建業法を中心にする

宅建業法は宅建試験の中でもっとも点がとりやすい分野です。
そして出題数も最も多くなっています。
まずはここを中心にします。

ほとんどの問題は覚えているかどうかです。
基本的に大きな原則として買主保護・消費者保護の目線で制度設計されていることは押さえておく必要がありますが、それだけ押さえて後は暗記します。

とにもかくにも宅建業法です。

1ヶ月しかない状況では宅建業法だけに絞り込んで確実に20点を取り
後は勘と常識で考えて合格を目指すのも戦略としてありえると思います。

宅建業法以外の残り30問の4分の1=約7問。
宅建業法が満点であれば合計27問です。
あとの数点を天に祈るだけとなってしまいますが、、、

5点免除のある人は少し状況が違います。
宅建業法20問+5問免除=25問と、25問の4分の1=6問で合計31問になります。
これは平成27年度の合格点です。
例年合格点はもう少し高いので可能性が高いとはいえませんが、
1ヶ月で勉強することを考えれば、やってみる価値はありませんか?
(概ね33~36点が合格点となることが多いです。)

年度 合格点
平成20年度(2008年度) 33点
平成21年度(2009年度) 33点
平成22年度(2010年度) 36点
平成23年度(2011年度) 36点
平成24年度(2012年度) 33点
平成25年度(2013年度) 33点
平成26年度(2014年度) 32点
平成27年度(2015年度) 31点
平成28年度(2016年度) 35点
平成29年度(2017年度) 35点

次に法令上の制限

宅建業法の勉強がすめば、法令上の制限も勉強しておきたいところです。
ですが極端に時間の無い中では宅建業法を中心にすることは心にとどめておきます。
100の曖昧な知識ではなく50の完璧な知識が重要です。

先ほど計算したように宅建業法だけでは相当程度運の要素に左右されることになります。
というよりもかなりの強運でなければ合格できません。

そこで宅建業法を完璧に仕上げた後に取り組みたいのが法令上の制限です。
これを半分取ることが出来ればかなり合格に近づくことが出来ます。

宅建業法20問+法令上の制限8問中4問+残り22問の4分の1で5点=29点
これは少し合格には遠いですね。
統計情報の問題は前日に予備校のサイトなんかをちょこっとみると点が取れることも多いですから、それで30点にいけます。
このあたりに来るとラッキーで受かる可能性があります。

5点免除があればかなり強いですね。
宅建業法20問+法令上の制限8問中4問+5問免除+残り17問の4分の1で4問=33点
これは十分に合格が狙える点数です。

 

 

具体的な行動計画

ここまで考察した結果のまとめとして、

5問免除のある場合:
宅建業法を完璧にして、法令上の制限を半分取れるようにする。

5問免除の無い場合:
宅建業法を完璧にして法令上の制限で6問取れるようになり、統計情報を取る
(ちょっと1ヶ月は厳しいとも思いますが、がんばりましょう)

ということになります。

この目標を具体的な行動に落とし込んでいきましょう。

まずはすでに持っている過去問集を用意します。
宅建業法のページの問題を解きまくります。
大丈夫だと踏んだ時点で法令上の制限の問題に入ります。

計画は以上です。
難しい計画では計画を考えることに頭を使ってしまいます。

体系的な理解とか何も考えずに過去問をとにかく解きましょう。
そして覚えこんでいきます。

すでに使い始めている問題集が無い場合は、
分野別で過去問に重要過去問を集めているような問題集を買って使います。

 

思い当たるものが無ければこれでいいと思います。

すでに問題集を吟味している時間はありません。

とにかくはじめましょう!

 

最後の1日まで諦めない

最も重要なことですが、最後の最後まで諦めずにもがいて行ってください!
前日にはいまさら勉強しても無駄、なんていう人がいますが、
よっぽど合格に自身がある人でしょう。

私は前日の夜までマクドナルドで問題集を解いていました。
そこで確認できてよかったと思った知識はいっぱいあります。

一夜漬けだけで合格できるような甘い試験ではありませんが、
最後の踏ん張りが合格を分けることはあるのです。

 

まとめ

結論としては残り1ヶ月でも5問免除とってる人はそれなりに合格の可能性があります。

ドラスティックに勉強の範囲を絞り込み、民法は完全に切り捨てます。
宅建業法完璧にすることを目指して過去問を解きましょう。
完璧だと思えた時点で法令上の制限に手をつけていきます。
法令上の半分取れれば十分に合格の可能性が出てきます。

頑張っていきましょう!!

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