【小田力の法律経済研究所】お金が支配する世界で庶民の僕らが幸せに生きるためには考え続けるしかない

ADHDは個性ではなく、見えない障害なので困るというお話

こんにちは。

ADHDは個性であって障害ではないという議論があります。
それについて思うことを記載したいと思います。

 

結論:障害でしょう!!

 

ADHD個性論はADHDではない人か、
才能を生かすことが出来た稀有な人が主張する理想論だと思います。

ADHDは明確に障害であって、単なる個性として解決できる問題ではありません。

私はADHDですが、うっかりミスの連発により会社を2社クビになっています。
会社にいられなくなって自主退職も繰り返す、
完全なジョブホッパーです。
現在の仕事は2年目ですが、何とか今のところ続いています。

「計画を立てて的確に仕事をこなしていく」

という基本的なことが出来無いのは会社員において致命的です。
脳の特性として出来ないのであれば大変なことなのです。

 

身体障害との比較で発達障害が障害かどうか考える

 

ADHDのうっかりミスが多いとかって
「誰でもあるやん?そんなん障害なん?気ぃ抜けてるだけちゃうん??」
という疑問が常に投げかけられています。
これが結構きついです。

最大限注意しているつもりなのに駄目なんです。

最大の問題はうっかりミスやスケジュール管理の失敗などは誰にでもあることですので、
どこからが障害になるのかの境界線が見えいにくいことではないかと思います。
ちょっと忘れてしまうことのある普通の人と、生活に支障のあるレベルの人がどこに境界線があるのか、通常はわかりません。

 

ここでは足が悪い人との比較で考えて見ます。

 

ボルト選手は100mを進むのに10秒以下で足ります。
私は100m進むのに20秒以上かかります。(遅い!)
ボルト選手に比べて圧倒的に遅いですが、身体障害者ではありません。
もっと遅い人がいて、100m進むのに30秒かかる人がいても障害者とはならないと思います。

では、100m進むのに5分かかる人はどうでしょうか?
10分かかる人は?歩行器がないと進めない人は?
1時間かかる人は???

どこからが身体障害者の扱いになるのか私にそのラインはわかりませんが、
100m進むのに1時間かかる人は身体障害者になると思います。

この足が不自由な人に対しては障がい者とそうでない人の境界線が議論されることは余りありません。
(知らないだけでしょうか?)
少なくとも足が不自由な人をみて、ゆっくり歩いているのを
「怠けやがって!」
と思う人はいないでしょう。
これは明確に障害だと認めているからだと思います。

ADHDも同様に、ある一定のラインから上のひどさを持ったうっかりさんは
脳機能の障害だと判定されることは当然のことだと思います。
もちろん、それが脳の特性であることが前提ですが。

 

身体障害者は目に見える、ADHDは見えない

 

ADHDのうっかりさんは、傍目にはかなりの怠け者に見えます。
計画も立てず、タスク管理も出来ない、ふざけているように見えても不思議ではありません。

足が不自由な人が賢明に歩いている姿は見る人に感動を与えます。

ADHDが必死に計画を立ててタスク管理を行っていると、
「いつまで考えてんねん!はよ動けや!!」
と思われてしまいます。

どちらも、不自由な部分をどうにかして動かしていることには変わりませんが、
見た目には全く違います。

そのために周囲に理解を得にくいところがあります。

 

対策として得意なことをする??

 

普通の人が乗用車なのに対して
ADHDはスポーツカーやオフロードカーであって、
一般道ではない特殊な領域で才能を発揮できる

という話があります。

そのため、発達障害の人に対して
司法書士や研究者などの特殊な領域への就職を進める人がいます。

・・・・・・・・・・・

私はすでに30歳を超えていて子供がいるんですが、
司法書士や研究者になるにはどうすればいいでしょうか?
という疑問に対しての答えはありません。
(個人的な意見としてADHDに司法書士は適職とは思えません。あの仕事は専門的事務職です。主な仕事は登記申請ですが、その登記申請は書面の不備が無いことを確認して確実に登記を完結させることです。ミスが許されない事務処理はADHDがする仕事ではありません。私は不動産業ですが、司法書士ではないので確実な意見ではありませんが、、、)

自己啓発書等々では「始めるのに遅すぎることは無い」といいますが、
合格率3%の試験に受からないとADHDは社会に適合できないんでしょうか?

若いころから自分の特殊領域を知り、磨いてきた人はその領域でも勝負が出来るでしょう。
しかし、現在の学校教育等の現場ではADHDなんかただのふざけた生徒です。
得意領域をのばすことではなく、締め切りを守れず自身をなくしていくだけなのです。

その結果、自分の得意領域を探すことをしなかった
普通のADHDの人の対策はどうするのでしょうか?

結局、数々の仕事術やハックを駆使して現在の仕事を維持しつつ、
並行して才能や得意領域を磨いていくしかないと思います。
計画性が無く、数々のタスクを効率よくこなすことが苦手なADHDにして、
「2つのことを並行してこなす」というのは拷問に近いところがあります。
それでもやるしかありません。

 

発達障害支援事業は怪しい

 

私は発達障害支援の事業については比較的懐疑的です。
そこには事業としてまわすことがメインで何らかの特殊技能を身につける可能性があっても
手っ取り早く職に就けるという理由のために東大出身の人や、元超一流企業の人が時給300円くらいで屋台で働いていたりするらしいのです。
ちょっと違うと思いませんか??

せっかく支援を受けるのであれば、自分の脳の特性から得意な領域を活かせる仕事を見つける支援をして欲しいと思います。

仮に、先の例でその人の得意分野が屋台でたい焼きを焼く才能が抜群にあったとしても
時給300円ではなく、ビジネスとして成立するようにするべきです。

精神障害者支援事業は全般的に怪しいものが多いです。
安価な労働力として、話題づくりの主体としてしか考えていない施設も多いと思います。

もちろん、そんな利用する価値の無い施設ばかりではありません。
必死になって支援してくれる事業所も多いのだと思いますが、
どちらが多いのかはわかりません。

支援事業を利用する際には注意しましょう。

 

障害として割り切って対策を考える

 

話がそれてしまいましたが、
発達障害は障害です。

明確に障害として認識し、障害があるものとして、
自分を知り、対策を立てて実行する必要があるのです。

結局、自分のADHD特性が個性か障害かはあまり関係がありません。

しかし、単なる個性として片付けてしまうよりも、
障害であると明確に定義するほうが選択肢が増えます。

 

まとめ

 

長々と書きましたが、実はあまり本質的な議論ではありません。

ADHDでもどうすれば快適に生きていけるかを考えましょう。

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