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宅建受験対策としての民法攻略に最も重要なこと

宅建 民法

こんにちは。

私は不動産屋で宅建の資格を持っていますが、
宅建試験対策で民法の攻略に苦戦する人が多いですね。

今日は宅建民法において最も重要なことを書きたいと思います。

 

まずは全体像の把握に努める

 

民法の勉強で初心者がやってしまいがちなことに、

総則から進まない

というのがあります。
私がそうでした。

 

「成年被後見人って言いにくいし、補佐とか補助とかややこしいな。出来ることでけへんこと列挙されたやつ覚えなあかんの?」
とか考えている間にどんどん時間は過ぎていきます。

 

民法は私法の一般法とされていて勉強範囲が非常に膨大です。
細かなところを飛ばしてどんどん進まないと最後までたどり着けません。

 

民法は

  • 総則
  • 物権
  • 債権
  • 親族
  • 相続

に分かれています。

民法の勉強が難しい理由として、その規定の仕方があります。
パンデクテン方式と呼ばれる規定の仕方をしていますが、
全体に共通する項目を総則で定めてから、個別の規定を定める。
という方式を取っています。

 

総則だけ勉強してもいまいちイメージを掴めません。
勉強の初期段階から全体をとらえることによって個別の制度の理解が進みます。

 

人間の脳の構造的に考えても全体像を知ることが重要です。
脳は全体像を知りたがるのです。
神は細部に宿るといわれていますし、実際に必要になるのは細部の知識ですし、細かい知識がないと問題は解けません。
しかし、細部の知識しか勉強しないと完全な丸暗記になってしまい効率は格段に悪くなります。
その上、未知の問題に対処することは出来ません。

 

全体像をつかんでいて、その規定がなぜ必要なのかなどの趣旨が分かっていれば、暗記の効率も上がります。
全体像をつかんでいないときに脳は個別の制度の理解が非常に遅いのです。

 

普通の宅建テキストで民法の入門は不可能

 

このブログは一部の天才を対象にはしておらず、普通の受験生か普通よりも勉強が苦手な受験生を対象にして書いています。

それをご理解いただいたうえで断言します。

通常の宅建テキストで民法をゼロから学習することは不可能です。
絶対に不可能です。

 

一般的な宅建テキストといえば

  • パーフェクト宅建
  • みんなが欲しかった! 宅建士の教科書
  • 分かって合格る宅建士

あたりがメジャーなところでしょうか。

このあたりの教科書を念頭において考えています。

 

これらのテキストの特徴は宅建士に必要な知識が網羅されていることです。
最終的に宅建士に合格するためにこれらのテキストを使用するのは間違いありませんが、
初心者がいきなりこれらを使って勉強するのは自殺行為です。

なぜなら、書いてあることが多すぎるのです。

何が基本的なことで何が応用になるのか分からないからです。
「ここは飛ばして読んで、ここはしっかり読んで」などのメリハリをつけることは初心者には出来ません!

予備校の講座を取っている人はそれでもいいかもしれませんが、独学で進める人はこれら通常の宅建テキストではなく、
別途入門用のテキストを用意する必要があります。

独学の受験生はこれが絶対に必要です。
絶対です。(法学部卒業とかで民法の素養がある人は除きます)

 

意外と少ない入門書

 

宅建試験の勉強に当たって入門用のテキストはびっくりするくらいに少ないです。
これは本当に驚きます。

「マンガで入門」みたいな本もありますが、マンガでも意外と小さい字でいっぱい文字があったりして読みにくいものが多いですね、

現状でお勧めできるのは1冊だけです。

 

 

ある程度勉強が進んだ中で使用できるテキストとしてお勧めできるものはたくさんあるんですが、入門用はこれだけです。
(宅建試験の市場規模からすれば驚きます。いずれ自分で書きたいです。)

マンガで入門系も好きな人は別に良いですよ。

 

入門テキストの読み方(とにかく進め!)

 

入門用のテキストは細かところをしっかり端折ってくれているので
難しいことを考えて読む必要はありません。
注意点は1点だけです。

「分からなくてもとにかく読み進める」

これだけです。
これが最重要です。

このために入門用の薄いテキストを利用するといっても過言ではありません。

理由は2点です。

1、全体像の理解のため

とにかく全体を読まなければ全体像は分かりません。
分からないところがあってもとにかく進めましょう。

2、後で出てくるところを読めば理解できることもある

民法の勉強(というか法律学全体でしょうか?)をしている最中に
勉強の最初の段階で出てきた概念を理解するのに後半に出てくる概念の理解が必要な場合があります。
これが受験生を苦しめます。

これの解決策としては、とにかく全体を読みきるしかありません。

 

最重要は過去問(過去問を解きつつテキスト参照)

 

入門テキストを読み終えたら次にすることは
通常テキストを読むことではありません。

某通信教育が出している宅建合格法の本では
「テキストの精読」という方法を薦めているものがありますが、
独学受験生を苦しめて通信講座を受講させようとしているとしか思えません。

テキストの精読するのは勝手ですが合格に有効な方法ではありません。
眠たくなるだけです。私はすぐに寝ます。

入門テキストを読み終えたら次は過去問です。
すぐに過去問に取り掛かりましょう。

テキストは過去問を解きながら、過去問を理解するために辞書的に参照するのです。

このような読み方をするメリットは主に3つです。

 

1、眠くならずに全体を読むことが出来る

テキストの精読なんか死ぬほど退屈です。
この苦行に耐えることができる人が同じ人間とは思えません。
(私がADHDだからでしょうか??)
過去問を解きながら、疑問を持って読むことによってテキストにも集中力を持って当たることが出来ます。
何もない状態で漫然と読んでも頭に入るものではありません。

 

2、テキストの何度も参照する部分が試験に出やすいところになる

当然のことですが、過去問は過去に出題された問題です。
その過去問を解きながら、過去問に出題された部分を読みますので必然的に出題されやすい部分が繰り返されます。

 

3、最も重要な過去問を理解することが出来る

重要なことはこれです。
宅建試験の勉強で最も重要なことは過去問の理解です。
民法でもこれは変わりません。
テキストを読む時間を割くくらいならば過去問を解くほうがいいのです。
最悪、テキストを読まなくても過去問を解くほうが重要です。

 

まとめ

 

民法の勉強について書いてきましたが、特に目新しいことは書いてないですね。

  1. 入門用のテキストで全体像を把握する。
  2. 過去問を解く
  3. 過去問の理解のためにテキストを読む

これだけです。

重要なのは過去問です。
繰り返します、最も重要なのは過去問です。

頑張って民法改正前に受かってしまいましょう!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

【おまけ】テキスト簡易レビュー

 

硬派な教科書ですが、使いやすいです。

 

持っていましたがほとんど見ていません。まとめ風の記載がしっくりこなかったけど、周りの評判は良いですね。

 

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